アトピーの薬、ステロイドってホンマに怖い?
2017-03-15 アトピー
病院で処方されるアトピー性皮膚炎の薬といえば、『ステロイド』ですよね。
でも、ステロイドは怖い薬だと思い込んでいませんか?
薬は使用法を間違えば、必ず副作用が現れて、かえって症状を悪化させる場合があります。
今日は、ステロイドについて詳しくお伝えしていこうと思います。
ステロイドとは?
ステロイドとは、副腎皮質ホルモンのことをいい、私たちのカラダで毎日自然に作られるホルモンです。
炎症を抑え、免疫のバランスを保つ働きをしています。
アトピーの時に処方されるステロイド軟膏には、人工的に造られた副腎皮質ホルモンが使用されています。
ステロイドの問題点
ステロイドを長期間使い続けるとどうなるのか?
カラダの中では副腎皮質ホルモンの分泌量が低下してしまいます。
分泌量が低下すると消炎作用や免疫のバランスを保つことが出来なくなるので、強いステロイド軟膏が必要となります。
強いステロイドを使用することで、さらにカラダの中で分泌される副腎皮質ホルモンが低下し、もっと強いステロイド軟膏が必要となります。
まさにステロイドの悪循環に陥ってしまうのです。
強ければ強いほど副作用も現れやすくなるということは想像できると思います。
ステロイド軟膏の使用ポイント
一番大切なのは、ステロイドの使用期間です。
これを間違えると負のスパイラルに陥ります
使用期間はカラダの場所で変わります。
塗り始めから1週間程度がベストです。
塗る期間が短すぎても長すぎてもいけません。
自分の勝手な判断でステロイドを止めてしまうと、効果がないどころか、リバウンドが起こります。
理想的なのは、1週間ごとに診察を受けて、治療方針をこまめに見直すことが大切です。