ためしてガッテンでも放送していた腰痛の原因
2016-11-18 腰痛
病は気から、腰痛も気から
「病は気から」と昔から言われてきましたが、最新の脳科学でもそれが証明されています。テレビでもNHKの「腰痛革命」や「ためしてガッテン」民法の「予約殺到!スゴ腕の専門外来 」などでも放送されるようになりました。人間誰しも悩みや不安などのストレスを抱えています。このストレスが腰痛を悪化させる原因であることが解明されました。
とはいえ、誤解の無いようにしてもらいたいのは腰痛を悪化させているのであり身体そのものに問題がないわけではありません。何らかの原因があって痛みが生じるわけで、その痛みを増大させている原因や治りにくくしているのがストレスだということです。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が腰痛の原因ではない
病院でレントゲン検査やMRIを受けたら腰痛の原因は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といわれた。腰痛の患者さんの多くは経験していると思います。確かに検査でヘルニアや狭窄は確認されているかもしえませんが、それが腰痛の原因と言う証拠ではありません。実は検査によってヘルニアが認められたにもかかわらず、そのうちの75%の人が腰痛を訴えていないことが判明しているのです。また、ヘルニアが原因であるのならば、ヘルニアの手術をしたら腰痛は治るはずなのに多くの人は手術をしても腰痛はなおらないのです。
東洋医学では昔から証明されていました
東洋医学では、「気・血・津液を整えれば病は自然に治る」といわれてきました。血は血液。津液はリンパ液などの血液以外の液体。では「気」は何かといえば「神経」のことです。血液やリンパ液は身体を上手く動かせないと滞り、気はストレスがあると乱れます。
腰痛へのストレスが脳や神経の働きを乱す
不安や悩みなどのストレスがあると脳や神経はうまく働かなくなります。様々なストレスがあると思いますが、腰痛で一番多いのは「腰痛の悩み」「腰痛の不安」というストレスです。「〇〇したら腰痛が悪化するかも」「このまま腰痛がひどくなったらどうなるのだろうか」「この腰痛の原因はなんなのか」「腰痛どうしたらなおるのか」頭の中が腰痛の考えでいっぱいになると、腰の部分にばっかり神経が集中し、過敏になるため痛みに対する感度が必要以上に高まってしまいます。また、脳が上手く働かないために腰痛を引き起こす炎症が治まっているにも関わらず、いつまで経っても腰痛だと脳が錯覚してしまうわけです。
楽しいときは腰痛が軽減する
楽しいときや幸せな時には腰痛は軽減します。「ゴルフやっている時は楽だ」「旅行に行っている間は痛くなかった」楽しんでいるときには腰痛が楽になる。こんな経験をしたことありませんか。逆に「仕事をすると腰痛が悪化する」など嫌なことをしていると腰痛が悪化するという経験もしたこともあるはずです。
気持ちによって腰痛が軽減したり悪化したりする。まさに「病は気から」を証明しています。
治療家が行うのサポートだけです
「先生、私の腰痛治してください」こういうセリフを何万回聞いたことか。でもね、治療家の行うことは治すのではなく、治すお手伝いをすることです。治すのは患者さんだけです。患者さんが身体を動かし、不安や悩みを解決しなければ腰痛が治る事はありません。治療家は身体を動かす手伝いと不安や悩みを解消する手助けをするだけです。治すのは患者さん自身です。
次回はどうすればストレスを取り除けるかをお話ししますね