鍼灸整骨院やわら/整体院やわら

牽引とマッサージだけでは腰痛は治らない

2016-03-24  腰痛

整形外科学会も認めているんやで

整形外科で牽引療法、整骨院やマッサージ院でマッサージを受けているあなた。そんな根拠のない無駄なこと続けていても腰痛はちっとも良くならへんよ。だって、整形外科学会でも牽引やマッサージは効果を認められないって言ってるもん。新聞記事

画像は平成25年3月24日朝日新聞。日本整形外科学会が発表した腰痛治療の指針を掲載した記事。このなかで牽引療法やマッサージには腰痛を治す根拠は認められないと書かれています。しかし、これらのことは数十年前から世界中では常識であったにもかかわらず日本の医師会はこれまで認めてこなかったわけです。

なぜ、牽引を続けるのか?

腰痛には牽引やマッサージは意味がないと認めた整形外科学会ですが、実際に整形外科を受診すると今でも牽引やマッサージ治療を行っています。それは何故かというと日本では健康保険制度を中心とした医療が行われているからです。牽引を行えば診療報酬が加算される仕組みになっています。これは腰痛に効果があるかどうかではなく、牽引さえ行えば報酬をもらえるのです。残念ながら患者さんのために行っているのではなく病院の経営のみを考えて牽引って行っているんです。

なぜ、診療報酬がもらえるの?

じゃあ、診療報酬が加算されない仕組みに変更すればよいのではないかという話しですが…。面倒なんですよ、仕組みを変えるのって。牽引療法に効果がないというのは20年以上前に厚生省のリポートでも確認されていたんですが、仕組みを変えることはなかったんですね。それと、診療報酬が加算されなくなると整形外科も困るので圧力をかけていたわけです。だから今も牽引療法は行われ続けているんです。

患者にも問題があるで

病院に行くと同じ患者さんが毎日、毎月、何年と続けて通院をしています。治らないのに牽引を続けているわけです。これって、患者さんにも問題がありますよね。半年通院しても全く腰痛が治らないなら違う方法を試さなくてはいけないのに、居心地の良さだけで通院を続けている人が多すぎます。
また、気持ちが良いという理由だけでマッサージを選択する方も多いはず。気持ちが良いのと治るのとは別ですよ。

最後に

残念ながら多くの医療機関はビジネスのみに走ってしまい患者さんを本気で治すという事は行っていません。患者さんも保険が使えて料金が安いという理由で治すことに本気になっていません。平成11年の厚生白書では寝たきり・痴呆症・介護が必要な高齢者の人口が500万にも増え、医療費も毎年1兆円規模でふくれあがってきます。

そろそろ皆さん、本気になって考えたほうがいいのではないでしょうか

 

 

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